1998年7月18日(土) 晴れ時々曇り

走行距離 74,3キロ


 今回も東日本日本一周の旅に出発したのは、三年前に一度回ってみて、行きたいと思ったが時間の関係で省略してしまった所が多すぎたからである。つまり北海道では積丹半島、JR古瀬駅、大雪山、東北地方では八甲田山周辺と温泉、北陸地方では能登半島と日本一周と謳っておきながら訪れていない場所があまりにも多すぎたと反省したからである。(女房に言わせるとそんなことを反省しなくてもよろしいと言われるが)そしてライダーのはしくれとして北海道にはまってしまったのだと思う。あの大地と景色と風にもう一度吹かれたいと一年前から思い続けていた。そして今度はフェリーを使って釧路まで行き、一日でも多く北海道にいたいと思い計画を立てた。そして今朝、AM4:00に起き、北海道の情報誌を読んで下に行った。旅行は今日が出発だが、職場に行かねばならない。AM11:40には職場を出てしまった。家に帰り理容店へ行き、女房と七沢にある「まほろば」に行き、明太子スパゲティーとビーフカレーを半分ずつ食べた。カレーは100円のインスタントだった。愚息が玉川小学校でサッカーだったので、女房が迎えに行きその間風呂に入り、バイクに荷物を取り付けた。愚息が戻ってきたPM3:30に出発した。約2週間のお別れである。R246で渋谷に抜け、山手通りで新宿に行った。そこから内堀通りを通り晴海に抜けた。厚木からフェリー埠頭まで約2時間かかった。初めて通るルートだったので、何度も地図を確認して走った。二子玉川や銀座(数寄屋橋)付近は人や車が多くとても走りにくかった。築地を抜け、お台場辺りまで来ると東京ビッグサイト等がありニュータウンの雰囲気を醸し出していた。お台場に入る前にガソリンスタンドで給油をし、道路の向かいにあるコンビニで夕食(白身魚弁当)を買い、埠頭の待合所で持ってきた焼酎に販売機で買ったウーロン茶で割って弁当と共に食べた。フェリーターミナルは大きくて綺麗であり、四国、九州方面に行くフェリーもここから乗船するらしい。空港の搭乗口と同じ雰囲気の場所である。PM7:30に乗船手続きが始まり、2等のツーリストベッド(2段ベッド)の下段を予約した旨を言ったが、受付の兄ちゃんは的を得ず「予約ではベッドの選択はできない。」とぬかした。しかし2番目の受付だったので無事頼みを聞いてくれた。乗船まで3時間近くあったので、バイクを乗船口近くに駐車したり、ターミナル内を散策したり、埠頭の風にあたったりしていた。暇を持て余していると東京都の元高校教師(定年して9年経つそうだ)と出会った。元先生は自転車で北海道を回るそうだ。PM10:30に乗船手続きが始まり、すぐに自分のベッドに行き、ベッドメイキングをして給湯器の場所を確認し(カップラーメン持参のため)ビールを買って甲板で飲み、船内の設備をくまなくチェックした。とても大きなフェリーでギャラリーもある。船が揺れなければいい船旅になりそうだ。いつもながら子供の事が気になる。
                                PM11:30 近海郵船のフェリー内において

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