7月24日(金) 曇りのち晴れ

走行距離 341キロ

 昨日の晩は予定通り「だるま」でジンギスカン、野菜の盛り合わせ、冷酒(2350円)と山岡屋ラーメン(550円)を食べてカプセルの戻り、風呂に再び入り、家に電話をしてPM9:00には寝てしまった。今朝は上段のカプセルから音が漏れ、それで目を覚ましてしまったが時間的にはちょうど良くAM4:00に起床した。朝仕度を済ませAM4:15には出発してしまった。一方通行の大通公園を過ぎR55に抜けて小樽を目指した。途中街道沿いに「山岡屋」の支店があり、食べていこうと思ったが積丹半島のウニのためにぐっと我慢をした。R55で余市に行きR229で積丹岬を目指した。岬に着いたのはAM6:15と早い時間のせいか霧が深くて全く海が見えず、次の神威岬を目指した。その途中の余別港の前にある「なぎさ」という店でウニ丼(2000円)を食べた。とても甘くて関東では食べられない旨さであった。関東に送られてくるウニは明礬に漬けてあるために甘さよりも苦さが際立つようである。神威岬にはゲートがありAM7:00にそのゲートが開くというので時間を待って駐車場から20分歩き、神威岩を見学した。景色のとても美しい所であった。神威岬からR229で神恵内を抜け、泊村、そして岩内を通った。R229の雷電国道は海に奇岩(ろうそく岩やセタカムイ岩など)がいろいろとあり走っていて楽しかった。岩内から寿都町に行き弁慶灯台を訪れ、更に南下をして島牧村の道の駅で休憩を取った。道の駅の案内所で瀬棚までの道を聞くと、これから先のR229(檜山国道)が落石による閉鎖中のため、来た道を戻り、道道19で長万部へ抜けろとのことであった。島牧村から瀬棚に抜ける林道はあるが熊が出る恐れがあり、地元の人もこの時期通らないそうである。でもここまで来て引き返すのは気が引けたので熊が出ようと走ってみることにした。この林道の途中には賀老の滝があり、駐車場にバイクを止めて歩いて見学した。そこから瀬棚に抜けるのに砂利道が30キロ以上続く林道であったが、景色は素晴らしく、人の手が入っていないありのままの自然を堪能することが出来た。狩場峠はまさに秘境中の秘境であった。砂利道が延々と続くので腕も痛くなり、腰にもきた。無事パンクもせず、瀬棚まで2時間近くかかり到着した。空になったタンクにガソリンを入れ、食堂を訪ね、瀬棚港近くの「ふみえ」という店で昼食「刺身定食」を食べた。食後、フェリー乗り場に行きPM2:50の船で奥尻島に向かった。観光バスの乗客でいっぱいであった。PM4:20に奥尻島に着岸し、ターミナル内の案内所で地図をもらい、宮津弁天、賽の河原と見て回り、球島山ふもとを通る山岳道を通って昨日電話で予約をしておいた民宿「むらた」にPM5:30に到着した。十二畳の部屋に荷物を置き、歩いてすぐにある神威脇温泉(410円)に入って汗を流し、ビールを買い、今まさに沈んでいく夕日を誰もいない港で、何も考えずに眺めていた。宿の戻ると夕食(浜鍋〔ウニ、かに、エビ、ホタテ、アワビが入った鍋〕アワビとマグロの刺身、山いも、生ウニ)の準備が出来ており豪勢であった。これで一泊6500円である。とてもゆったりとした気分になれた。
                                     PM9:00 奥尻島民宿むらたにて

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