7月31日(月) 曇りのち雨

走行距離 473キロ

  AM4:00のアラームが鳴ったが、まだ眠かったのでそのまま寝過ごし、5時に再び起きて寝袋をたたみ準備をして、AM5:00にはカムイワッカを目指し、出発した。途中道に迷ったが、無事到着した。当初の計画では、カムイワッカには行くつもりがなかったが、ライダーハウスの連中が、口を揃えて行くと言うので行ってみる事にした。途中の林道では目の前に野性の鹿を目前に見た。わらじ(置いてある)に履き替え、岩を30分ほどかけて登り、カムイワッカ温泉に入った。酸性系の温泉らしくバイクに乗ってできた股ずれた所がひりひりした。でもとても気持ちの良い温泉であった。もっと奥深く登っている人がいたが湯加減のちょうどいいところで妥協して入った。来て良かったと思った。それから少し戻り、知床横断道路を走り、羅臼に抜けた。横断道路は霧がかかっていて神秘的な雰囲気を醸し出していた。そして羅臼を抜け、野付半島に入った。野付半島はこれといってみるものはなかったが、はまなすの花とトドマツの枯れ木が印象的であった。今日は昨日と違ってとても寒く、夏でもトレーナーと雨具だけでは体が震えてしまった。行き止まりの売店で肉まんとホッとコーヒーを買って食べた。夏に肉まんを食べるとは思ってもいなかった。その後、野付国道R244に入り、根釧国道R44で納沙布岬を目指した。思ったよりも距離があり、到着した時はPM12:00を過ぎていた。納沙布では公営の展望台から北方領土を見て、パンフレットと視察証明書を無料でもらった。根室に帰る途中ちょうどPM1:00頃だったので、岬から少しはなれた歯舞にある「たまげら」という食堂で「エスカロップ」というものを食べた。要するにバターライスの上にとんかつが乗っており、それにトマトとサラダが盛り合わせている代物だった。味はまあまあであった。それから霧多布岬を目指して西に向かった。途中強い雨に見舞われたが、今までのことを考えるとたいしたことがなかった。でもちょっと惨めな気持ちにはなった。「俺はいったい何をしているのだろう?」と。北海道に来て完全に晴れた日は二,三日だけで、それ以外はかならずと言っていいほど雨が降った。雨が降ると回りの景色が見えず、先を急ぐ気持ちが強くなり落ち着かないのだ。目にするのは牛ばかりなのだ。霧多布では写真を撮っただけで、すぐ釧路を目指した。釧路までも雨がやむこともなく、PM6:00頃釧路駅にあるツーリングトレインに入り、寝袋を敷き場所を確保した。それから少し歩いて銭湯に行き、ツーリングトレイン横の居酒屋で酒を飲み、マスターと話しをして帰って来た。明日は帯広を目指して湖巡りをするつもりだ。明日こそ絶対晴れてほしい。明日は朝市でいくら丼を食べるぞ!

PM8:37 釧路ツーリングトレインにて

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