8月6日(日) 曇りのち快晴

走行距離 393キロ

  今朝もAM4:00前から起き、朝仕度を済ませてAM5:00にはユースホステルを出発した。小木フェリーターミナルに着くと、バイクのチェーンが又外れていた。これで二度目なので少し頭がきたが、仕方なく荷台にくくり付けてあった荷物を降ろしてチェーンを直した。朝一番のフェリーの出航時間まで時間があったので、フェリー乗り場内の食堂で手打ちそば(350円)を食べた。まあまあ美味しかった。朝一番のフェリーで且つ日曜日が重なったためになのか、AM6:30出船した乗船は少なく、船内の二等室のフロアー(20畳)を一人で独占し、1時間ほど眠った。朝の二度寝ほど気持ちの良いものはなかった。船は定刻どおり、AM9:00には直江津港に着岸した。直江津港から国道に出る途中で、急に左折してきた車にぶつかりそうになった。危なかった。そこから富山市までおよそ120キロ、2時間かかった。日本海を右手に見て走る国道はとても気持ちが良かった。富山駅では、ます寿司、イカの塩辛、かまぼこを自宅と大和にそれぞれ送った。お腹がすいていたがとりあえず能登半島を目指し、バイクを走らせた。地図で見る限り距離も相当あり、時間もかかるとは思っていたが、途中立ち寄ったガソリンスタンドの兄さんに「能登半島を回るのに1日(半日)では無理とのこと」「これから先は何もないこと」を聞いて、急に行く気が失せてしまった。「最なんとか端」とか何かしらがつく場所ならば、無理をしてでも行こうとするが、旅も二週間を超え、子供たちの顔を無性に見たくなった。おたふくかぜの長男のことも気になっていた。小さい子供を見ると自分の子供の事が妙に気になる。母親が持つ母性本能といったものが少しわかった気がした。だから能登半島に行く気がなくなってしまったのだ。街道沿いの弁当屋でます寿司とカップうどんを食べ、予定を変更する事にした。石川県七尾市に抜け、日本海沿いを走り、金沢の兼六園に行く予定に変更した。ゆっくりとできると思ったが七尾市から相当距離があり、兼六園に着いたのはPM4:30を回っていた。兼六園は偕楽園と違って綺麗な庭園で、入場料を取る分だけ美しかった。お決まりの場所で写真を撮ったが、感動する心は薄れていた。「早く子供達の顔を見たい。」そう思うと金沢のカプセルホテルに宿泊する予定が、福井市まで足を延ばそうかと思うようになった。東尋坊までバイクで1時間ちょっとかかり、夕日のきれいな東尋坊と千畳敷を見学して、夜道の中、福井駅に向かった。福井駅周辺ではちょうどフェニックス祭の最中で、街に人がたくさん繰り出していた。時間も遅くなっていたので駅で家に電話をし、交番でサウナやホテルの場所を聞き、バイクの荷物をフロントで預かってもらい、PM8:00頃サウナに入った。早速ロビーで日記を書き始めたが、もの書きする人が珍しいのか視線を浴びてしまう。これから風呂に入り、食事をとって、ゆっくりするつもりである。明日から帰路へと向かう。明日帰れるかどうかわからないが、最後まで安全運転を心がけよう。早く子供達の顔を見たい。明日は走れるだけ走るつもりだ。

PM8:30 福井サウナジャンボにて

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