1997年3月17日(月) 曇りのち晴れ

一昨日急に県外出張を言い渡されて、行き先もその日の内に決めるように言われたので、言語関係の博物館訪問の国立民俗学博物館に決めた。すぐに旅行代理店に電話をして大阪までの深夜バスを予約した。町田バスセンターから乗るために、小田急線で町田に行った。PM10:00には着いてしまい、駅近くの「和民」という居酒屋で1時間くらいちびちびと酒を飲んで旅の日程を考えていた。PM11:20発大阪駅桜橋口行きのハーバーライト大阪号に乗り込んだ。リクライニングシートが180度近くまで倒れるので熟睡とは行かないまでもよく眠ることが出来た。AM6:20定刻通りにバスは到着し、バスの中に置いてあるおしぼりで顔を拭き、大阪の街に繰り出した。まずは朝食を食べるために新梅田食堂街に行き、そば定食(たぬきそば、かやくおにぎり320円)を食べた。薄味だったけれどもだしがしっかり利いて美味しかった。その後阪急電鉄に乗って南茨木駅まで行き、大阪モノレールに乗り換えて出張先である万博公園駅へ行った。万博公園内に国立民族博物館がある。博物館の開館がAM10:00だったので公園内を散策し、岡本太郎作太陽の塔のモニュメントを見たり、梅園の中を散歩したりして時間を潰した。開館と同時に入場し、世界の生活様式や風土、環境、言語学の歴史を学ぶことが出来た。ビデオも視聴できる近代的な博物館である。その後梅田に戻り、阪神デパート地下でイカ焼きを食べて、観光案内所で地図をもらって難波まで歩いてみることにした。その土地を知るには歩くのが一番である。御堂筋を南下して淀屋橋を通り右手に日本銀行を見て歩き、お米ギャラリーのビルを右折して三角公園近くの「甲賀流」に行き、たこ焼きを食べた。ここのたこやきは日本一だと思う。外はかりかり中はとろとろなのだ。それから道頓堀を抜けてなんば花月に行って漫才を見た。さすが本場ということもあって熱気がすごく、会場中が笑いでいっぱいであった。関東では考えられない雰囲気である。団体が帰った後、前から2列目に座ることが出来た。その後道頓堀うろうろと歩き回り、地下鉄で鶴橋駅に向かい、「鶴一」という焼肉屋でビールとロース、骨付きカルビ、キムチを食べた。美味しかったが値段が高かった。酔い覚ましに鶴橋から千日前通りを西に歩き、堺筋を通って日本橋の電気街を散策して、目指す通天閣に到着した。登りはしなかったがライトアップされた夜の通天閣はとても素晴らしかった。その通天閣の下を通ってジャンジャン横町に行き、将棋センターを外から見学したりしながら歩き回り、「八重勝」という店で「牛すじ」を食べたがあまり美味しくなかった。そこから地下鉄で難波に戻り、心斎橋カプセルホテルにチェックインをした。(一泊朝食付4000円)今日は何キロも歩いたので足が棒のようになった。サウナでじっくり汗を流し、又ビールを飲んだ。本当に歩きに歩いた大阪の街であった。
PM10:12 大阪府心斎橋カプセルホテルにて

inserted by FC2 system